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卵管鏡下卵管形成術(FT)
目次
卵管鏡下卵管形成術(FT)について
~三軒茶屋ArtクリニックのFT卵管鏡下卵管形成術治療~
三軒茶屋Artクリニックでは、卵管の詰まり(閉塞)や狭まり(狭窄)に対して行う手術、卵管鏡下卵管形成術(FT)を行っています。
東京で院長自らが執刀する実施クリニックとして、安全に配慮して手術を行っています。地元はもとより、
遠方の方や、他院からご紹介いただいた方も受診されています。

卵管外来(FT外来)|他院で治療中の方へ
いまの通院先を続けながら、FTのご相談ができます。
(適応があるかは、卵管の状態を診てから判断します)
人工授精を何度か続けている方。体外受精を検討し始めた方。卵管造影検査で「詰まり・狭さ」を指摘されたことがある方。——検査で卵管に原因が見つかった場合には、卵管そのものを治療する選択肢(FT=卵管鏡下卵管形成術)もあります。ただし、卵管の状態によっては適応とならない場合もあります。
当院の卵管外来では、他院で不妊治療中の方が、FT(卵管鏡下卵管形成術)のご相談・治療のためにご受診いただけます。
この外来が大切にしていること
- 手術後の治療は、いま通院中のクリニックに戻れます。手術後にどこで治療を続けるかは、患者さんとご通院先の先生がお決めになることです。当院から治療の継続をお勧めすることはありません。ご希望があれば、手術結果と経過を通院先の先生へ診療情報提供書でお返しします
- 紹介状がなくても受診できます。通院先での治療方針と重なる部分もありますので、可能であれば現在の検査結果をお持ちいただくと、より正確に判断できます
- お手元の検査結果を活かします。卵管の状態は時間とともに変わることがあるため、目安として1年以内の子宮卵管造影検査(HSG)の画像・結果を参考にしています。お持ちいただければ、初診時にFT(卵管鏡下卵管形成術)の適応(手術の対象になるか)を評価します。卵管の状態によっては、追加の検査が必要になる場合があります
受診の流れ
- ご予約(Web予約・お電話)
- 初診・適応評価:卵管造影検査の結果を拝見し、FT(卵管鏡下卵管形成術)の対象になるか、手術で目指すことと、手術に伴うリスク・合併症についてご説明します(検査結果がお手元にない方も受診いただけます。必要な検査については、費用を含めてご説明したうえでご案内します)
- 手術日のご予約:月経周期に合わせて日程を決めます。当院では、静脈麻酔を用いた日帰り手術として行っています。
- 手術・術後確認
- お戻し:ご希望に応じて、診療情報提供書を作成し通院先へお返しします。当院での治療継続をご希望の場合はもちろん対応します
- Web予約・お電話で承ります
- 卵管造影検査の結果を拝見し、FT(卵管鏡下卵管形成術)の対象になるか、手術で目指すことと、手術に伴うリスク・合併症についてご説明します(検査結果がお手元にない方も受診いただけます。必要な検査については、費用を含めてご説明したうえでご案内します)
- 月経周期に合わせて日程を決めます。当院では、静脈麻酔を用いた日帰り手術として行っています。
- 数日後~1週間後に術後診察。感染防止のため抗生物質を内服していただきます。
- 妊娠判定:術後3ヶ月、6ヶ月のタイミングで確認します。
- ご希望に応じて、診療情報提供書を作成し通院先へお返しします。当院での治療継続をご希望の場合はもちろん対応します
お持ちいただくもの
- 1年以内の子宮卵管造影検査の結果(画像・レポート)※お持ちでなくても受診できます
- 1年以内の感染症等の血液検査結果(お持ちの場合)
卵管鏡下卵管形成術(FT)とは
卵管鏡下卵管形成術(FT)の概要
FTは、卵管鏡(内視鏡)を用いて、詰まっている(卵管閉鎖)または狭くなっている(卵管狭窄)卵管の通り道を直接広げる手術です。
不妊治療を受けている方を対象にした調査(日本受精着床学会・2003年)では、不妊の原因のうち卵管によるものは約20%と報告されています(出典:日本産婦人科医会「不妊の原因と検査」)。

ポイント
- FT後の妊娠の見込み
FT後の自然妊娠率は、国内の報告で約25〜30%とされています(出典:Nakagawaら, J Obstet Gynaecol Res 2024〔卵管開通に成功した712例中26.5%が自然妊娠〕/末岡, 日本産科婦人科学会雑誌 2009)。同じ報告では、自然妊娠された方の約9割が術後14か月以内に妊娠しており、手術から妊娠までの期間は平均6.5か月でした。治療の効果を保証するものではなく、妊娠の見込みは卵管の状態や年齢によって異なります。 - お腹を切らない、身体への負担が少ない手術
お腹を切らずに、経腟からアプローチするため、開腹手術に比べて身体への負担が少ない治療法です。 - 自然妊娠に近いアプローチ
卵管の閉塞・狭窄が主な原因の場合、FTで自然妊娠を目指す選択肢があります。どの治療が合うかは、年齢や検査結果によって異なります。
手術適応されるケース
- 子宮卵管造影検査(HSG)で片側または両側卵管の閉塞・狭窄が確認された場合
- ただし、卵管の先端(卵管采)の完全閉塞の場合は腹腔鏡手術が第一選択となるケースもあります。
3. 当院のFT(卵管鏡下卵管形成術)の特徴と治療の流れ
当院でのFTの体制
1. 東京で受けられるFT実施クリニック
院長が執刀します。
2. 院長が執刀する体制
患者様の月経周期やご都合に合わせて手術日程を調整し、院長が執刀します。
3. 静脈麻酔を用いた手術
- 静脈麻酔を使用し、覚醒が非常に速い麻酔薬を導入しています。
4. 保険適用で費用負担を軽減
- 片側:約14万円、両側:約28万円(3割負担)の自己負担となります。
- 高額療養費制度の利用で、実際の負担をさらに抑えられます。
注)掲載の治療費および制度は、2025年3月時点の情報に基づいています。保険診療の規定により、自己負担は3割(もしくは2割/1割)ですが、検査内容によって異なります。高額療養費制度の適用によって実質負担が軽減されますが、所得区分により上限額が異なります。法令改正や制度変更により、今後変動する可能性があるため、最新情報は公式サイトまたは医療機関にご確認ください。
治療の流れ
- 卵管造影(HSG)などで卵管の状態を確認します。
- 必要な感染症検査(梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV・クラミジア)や血液検査を事前に行います。
- 過去1年以内の検査結果をお持ちの場合はご提出いただきます。
- 月・水・金・土に手術枠を設けています。(火・木・日祝日は手術不可)
- 月経開始後にお電話でご予約いただきます。
- 所要時間:約20~30分で完了します。
- 当院では、静脈麻酔を用いた日帰り手術として行っています。
- 数日後~1週間後に術後診察。感染防止のため抗生物質を内服していただきます。
- 妊娠判定:術後3ヶ月、6ヶ月のタイミングで確認します。
- 6ヶ月以内に妊娠が得られない場合、人工授精(AIH)や体外受精(IVF)へ移行を検討します。
4. FT(卵管鏡下卵管形成術)のメリット・デメリット
メリット
- 自然妊娠を目指せることがあります
卵管の通りが改善した場合、自然妊娠を目指せることがあります(妊娠を保証するものではありません) - 日帰り手術
当院では、静脈麻酔を用いた日帰り手術として行っています。 - 保険適用で費用が抑えられる
高額療養費制度の活用も可能です。
デメリット・リスク
- 卵管穿孔や感染
卵管が狭い部分を広げる際、まれに穿孔を起こす場合がありますが、適切に対処いたします、 - 再閉塞リスク
どのくらい効果が持続するかは個々の卵管状態に左右されます。 - 複数の要因がある不妊には適応外の場合も
例:男性因子や子宮の病変などが重なるケースは、IVFが望ましい場合もあります。患者様ごとの状況に合わせて、治療の進め方をご提案します。

FT(卵管鏡下卵管形成術)に向いている方
- できるだけ自然妊娠を望む方
まずは自分の卵管機能を回復させ、自然妊娠の可能性を試してみたい - 卵管閉塞や狭窄が確認されている方
体外受精に進む前に、卵管を改善したい - 切開手術に抵抗がある方
日帰り・低侵襲手術で済ませたい - 体外受精に抵抗がある
体外受精に対する心理的・経済的な不安がある
当院での手術の内容(手技の流れ)
静脈麻酔を使用し、短時間で覚醒できる薬剤を採用しています。手術時間は20〜30分程度です(卵管の状態により前後します)



術後の一般的な経過
※ここでは一般的な経過をご説明しています。個々の診断・治療方針を示すものではありません。
手術当日
静脈麻酔から覚めた後、院内でお身体の状態を確認します。医師が状態を確認し、問題がないと判断した場合には、当日中にご帰宅いただけます。
術後数日間
軽い出血や下腹部の違和感がみられることがあります。数日で軽快することが多いとされていますが、経過には個人差があります。強い痛み・発熱・出血が続く場合は、我慢せずに当院へご連絡ください。まれに、感染・出血・卵管の損傷などの合併症が起こることがあります。起こりうるリスクと対応については、手術前に医師から改めてご説明します。
術後の受診
術後の状態を確認するための受診をご案内します。今後の治療の進め方についても、このときにご相談いただけます。
その後の治療
ご希望に応じて、手術の結果と経過をまとめた診療情報提供書をお作りし、通院先の先生へお返しします。手術後の治療は、通院中のクリニックで続けていただけます。
費用や保険適用の取扱いについては、費用のご案内をご覧ください。経過には個人差があります。ご不明な点や不安なことは、どの段階でも医師にご相談ください。
費用・保険適用と高額療養費制度
費用目安
FT(卵管鏡下卵管形成術)は健康保険が適用される手術です(適応の判断によります)。
- 片側:約14万円(3割負担の場合)
- 両側:約28万円(3割負担の場合)
実際の自己負担額は、適応の判断や併せて行う検査・処置によって異なります。
高額療養費制度の利用方法
高額療養費制度の対象となる場合もあります。条件はご加入の健康保険(保険者)にご確認ください。
- 事前に限度額適用認定証の申請
- 加入中の健康保険組合や国民健康保険などへ申請
- 認定証をクリニックへ提示することで、自己負担が所得に応じた上限額までに抑えられます。
- 事後申請も可能
- 申請しないまま手術を受けた場合は、一度全額を窓口で支払い、後日超過分が払い戻されます。
自己負担限度額の例
| 自己負担限度額の上限(1ヶ月あたり) | |
|---|---|
| 所得区分(標準報酬) | 自己負担限度額(目安) |
| 月額83万円以上 | 約260,000円 |
| 月額53万〜79万円 | 約170,000円 |
| 月額28万〜50万円 | 約90,000円 |
| 月額26万円以下 | 約60,000円 |
| 低所得者(住民税非課税等) | 約36,000円 |
| 保険種類別申請先 | |
|---|---|
| 保険の種類 | 申請先 |
| 健康保険組合 | 各健康保険組合担当窓口 |
| 協会けんぽ | 協会の各都道府県支部 |
| 船員保険 | 協会の各都道府県支部 |
| 共済組合 | 各共済組合担当窓口 |
| 国民健康保険 | お住まいの市区町村の窓口 |
患者様の保険区分や検査内容によって異なる場合があります。
申請方法
ご自身が加入している公的医療保険(健康保険組合・国民健康保険等)に、限度額適用認定申請書 を提出、または郵送し、認定書の交付を申請して下さい。(保険種類別申請先一覧は、上記参照)
※マイナ保険証をお持ちの方は、クリニック内のマイナタッチで登録ができます。各自での申請は不要です。
加入している保険の内容によって、支払いの対象となる場合があります。
民間保険にご加入の方で、FTが支払いの対象となる方は、FT当日に申請書類を提出いただきましたら、FT後、帰宅までに記入しお渡しいたします。後日の場合は書類作成に2~3週間必要となりますので、ご了承下さい。

民間保険の給付
- 加入している保険の内容によって、FT手術が支払い対象となる場合があります。
- 当日申請書類をお持ちいただければ、その場で記入しお渡し可能です(後日の場合は2~3週間ほどお時間をいただきます)。
よくある質問(FAQ)
静脈麻酔を用いて、手術中の痛みを感じにくいように配慮しています。感じ方には個人差があります術後に腹痛がある場合も、座薬や内服薬で対応が可能です。
一般的には術後1週間ほどあけていただくと安心です。医師の指示に従ってください。
お電話またはWeb予約でご相談ください。手術内容や必要な検査は、初診のときにご説明し、手術日を決めます。
はい。紹介状は必須ではありません。受診されたことを当院から通院先へお伝えすることもありません(診療情報提供書の作成はご本人が希望された場合のみです)。
いいえ。手術後の治療は通院中のクリニックで続けていただけます。
FT(卵管鏡下卵管形成術)は、当院では日帰り手術を基本として行っています。静脈麻酔を用いて行いますので、手術中の痛みを感じにくいように配慮しています。ただし、感じ方には個人差があり、他の手術と同様に合併症などのリスクもあります。リスクを含めて、初診時に丁寧にご説明しますので、まずは医師にご相談ください。
卵管の状態、年齢、他の不妊原因の有無によって、適した治療は異なります。卵管の閉塞・狭窄が主な原因である場合には、FTで自然妊娠を目指す選択肢があります。FT後に妊娠に至らない場合は、体外受精(IVF)への移行を検討します。どちらが適しているかは診察のうえでご案内しますので、ご相談ください。
*卵管外来は、当院が院内で設けている専門外来の名称です(診療科名ではありません)。

