体験者について
性別:男性
取材時の年齢:35歳
職業:会社員
趣味:サウナ・ゴルフ
治療開始年齢:30歳
治療期間:半年
人工授精:2回
体外受精:3回

性別:女性
取材時の年齢:36歳
職業:会社員
趣味:花の手入れ、旅行
総額:約50〜60万
助成金があり持ち出しは10数万円の認識です。

クリニック:東京都大田区
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ
治療の過程ではパートナーへの感謝を忘れずに。お互いの気持ちを尊重し、無理をせずに向き合うことが、長く続く治療の支えになります。どんな結果になっても、二人で乗り越えていけることを信じて、前向きに取り組んでください。
インタビュー概要

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

治療をしようと思われたきっかけを教えてください。

結婚して2年が経過しても子どもを授かることができず、自然妊娠が難しいのではないかと感じるようになりました。夫婦ともに不妊専門の病院で検査を受けましたが、特に大きな問題は見つかりませんでした。そのため、受精の過程に何らかの原因があると考え、まずは人工授精に挑戦しました。
しかし、結果が思わしくなかったため、より確実性の高い体外受精へとステップアップしました。すると、1回目の体外受精で無事に妊娠することができ、長男を授かりました。
その後、2人目を希望して、凍結していた受精卵を使って再び体外受精に挑戦しましたが、2回とも成功には至りませんでした。不妊治療を通じて、妊娠・出産が決して当たり前のことではないと痛感すると同時に、治療の選択肢やプロセスについて深く学ぶ機会にもなりました。
質問:治療の流れを教えてください。

治療の流れについて教えて下さい。

人工授精を試みましたが、結果が出なかったため、体外受精に切り替えることにしました。その際、少しでも成功率を高めるために、私は漢方薬を服用し、妻も体調を整える目的で薬やサプリメントを摂取しました。
まず、妻の卵巣を刺激するために排卵誘発剤を使用し、複数の卵子を成熟させました。そして、適切なタイミングで卵子を採取し、私も通院して精子を採取しました。採取した卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を培養した後、最も状態の良い受精卵を妻の子宮に移植しました。
移植後は、受精卵が無事に着床することを願いながら慎重に経過を見守りました。このプロセスを経て、1回目の体外受精で無事に妊娠し、長男を授かることができました。
質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。

クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。

通いやすい範囲のところだったからです。
質問:クリニックの良かった点を教えてください。

クリニックの良かった点を教えてください。

男性でも通院しやすい雰囲気でした。
質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)

検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?

不妊治療で最も大変だったのは、やはり妻の身体の負担でした。排卵誘発剤の使用や採卵の際の痛み、ホルモンの影響による体調の変化など、治療の過程で妻が経験した苦労を間近で見ていたため、とても心配でした。また、体外受精でも結果が出なかった場合、この先どうすればいいのかと不安が募り、子どもを授かれないかもしれない恐怖も常にありました。
経済的な面でも、一度にまとまったお金が必要となるため、一時的な負担は大きく決して軽いものではありませんでした。助成金のおかげで金銭的な負担は軽減されましたが、それでも治療費の支払いは大変でした。
それでも、最後まで治療を続け、長男を授かることができたのは、妻が頑張ってくれたおかげです。身体的にも精神的にも大きな負担があったと思いますが、一緒に乗り越えてくれたことに心から感謝しています。
質問:お金について教えてください。

かかった費用について教えてください。

体外受精に50~60万円、助成金は申請してトータル30~40万円。千葉県と市からの助成金を受領しました。持ち出しは10数万円の認識です。
質問:治療を続ける秘訣を教えてください。

治療を続ける秘訣を教えてください。

不妊治療は長くつらい道のりでしたが、できるだけ前向きな気持ちを保つことを心がけました。特に、治療の結果がどうなるか分からない不安に押しつぶされないように、明るい未来だけを考えるようにしていました。
例えば、子どもが生まれたらどんな家族旅行をしたいか、どこに連れて行ってあげたいかを妻と話し合ったり、ベビーカーや子ども服を見に行って、「これが似合いそうだね」と妄想を膨らませたりしました。そうすることで、治療のつらさやプレッシャーよりも、夢や希望のほうが大きくなり、前向きな気持ちで治療を続けることができました。
また、夫婦でお互いの気持ちを共有し、支え合うことも大切でした。治療がうまくいかないときは、お互いを責めるのではなく、「次はこうしよう」と一緒に考え、乗り越えていく姿勢を持つことが、治療を続けるうえでの大きな秘訣だったと思います。
質問:ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

体外受精を何回チャレンジするかについて、結果的に明確な答えは出ませんでしたが、その決断には多くの時間を費やしました。
互いのサポートとして、妻が通院する際にはできる限り負担を減らすことを心がけました。休みの日にはレンタカーを借りて送り迎えをし、移動の負担を軽減するよう努めました。また、通院時の車内での会話を大切にし、不安やプレッシャーを和らげるよう意識しました。こうした取り組みが、治療を続ける上での支えになったと思います。
質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

ネガティブな発想はしないこと。絶対子どもを授かることだけを考えました。
質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?

パートナーからのサポートで嬉しかったことはなんですか?

何かをした後に、「ありがとう」と言われることです。「結婚してよかった」と言われたときは大変嬉しかったです。
質問:ご夫婦で取り組んだことを教えてくだい。

ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?

アプリを使用したスケジュールの共有です。妊活を考えた食事も意識しました。私の場合、寝る際はボクサーパンツをはかないようにしてしました。

なぜ、その取り組みをしましたか?

スケジュールを共有し、お互いに把握することで、妻の生理周期や排卵日を確認しました。効果がありそうなことには、とことん取り組みました。就寝の際にボクサーパンツを履かないようにしたことは、精子の活動をよくするためにでした。
質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。

どんなことでストレスを解消していましたか?

夫婦とも旅行が好きでしたので、予定があえば旅行にいってストレス発散をしていました。
質問:仕事との両立はいかがでしたか?

お仕事との両立はいかがでしたか?

幸いなとこに、仕事との両立はうまくできました。フレックスや午後半休を使い、通院しておりました。
質問:参考にしたメディアはなんですか?

参考にした書籍や雑誌、メディアはなんですか?

ブログ(体験談)を一番参考にしておりました。
質問:不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

不妊治療は身体的にも精神的にも負担が大きく、長い道のりになることもあります。一番大切なのは夫婦で支え合うことです。治療の成功率は一回ごとに変わるため、焦らず、二人で納得しながら進めることが大切です。
また、治療には経済的な負担も伴うため、助成金制度を活用しながら、無理のない範囲で計画を立てることをおすすめします。
精神的な面では、できるだけ前向きな気持ちを保つことが重要です。私たちは「子どもが生まれたらどんなことをしたいか」といった未来の話をすることで、不安やプレッシャーを和らげました。
そして、治療の過程ではパートナーへの感謝を忘れずに。お互いの気持ちを尊重し、無理をせずに向き合うことが、長く続く治療の支えになります。どんな結果になっても、二人で乗り越えていけることを信じて、前向きに取り組んでください。