『反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する特別臨床研究』が日本産科婦人科学会で2020年1月より開始されていますが、2022年3月に当院も研究分担施設として承認を受けました。7月1日より患者様に検査をご提供できることとなりました。
対象は
1)体外受精・胚移植実施中で、直近の胚移植で2回以上連続して臨床的妊娠(胎嚢確認)が成立していない方
2)過去の妊娠で臨床的流産(胎嚢確認後の流産)を2回以上反復し、流産時の臨床情報が得られている方(ご夫婦の染色体検査が必須となります)
※子宮形態異常、抗リン脂質抗体症候群の方は対象外
3) ご夫婦いずれかに生殖に影響する染色体構造異常(均衡型相互転座、ロバートソン転座)を有する方
いずれかに該当し、医師が検査対象として適切と判断した方となります。
現時点では採卵から検査・移植まですべて自費となります。すでに胚を凍結されている方も検査が可能です。
詳細については診察室でご相談ください。