男性不妊

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目次

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男性不妊症とは?

男性不妊症の定義と特徴

男性不妊症とは、カップルが妊娠を希望し、1年以上避妊をせずに通常の夫婦生活を続けているにもかかわらず、妊娠に至らない場合に、男性側に原因がある状態のことをいいます。男性不妊症は主に、精子の数が少ない、精子の運動能力が低い、精子の形態が正常でないなど、精子や精液に関連する異常が特徴として挙げられます。

また、精子をつくる精巣(睾丸)に異常がある場合もあります。精巣の大きさが通常より小さい、あるいは睾丸にしこりや腫れがある場合、精子をつくる能力に問題がある可能性があります。

さらに、生活習慣の乱れやストレス、食生活の偏りなども男性不妊の要因となることがあります。そのため、男性不妊症は原因がさまざまであり、専門医による適切な診察と検査が重要です。

不妊原因の約半数が男性側にある

不妊症というと女性側に原因があるというイメージを持つ人もいますが、実際には不妊の原因の約半数は男性側にあるといわれています。近年、晩婚化が進み、妊活を始める年齢も高齢化しているため、男性不妊症について正しく理解し、早期に検査や治療を受けることが大切になっています。

特に、男性の場合は自身に自覚症状がなく、健康であると思っている人でも精液検査などを行って初めて異常が発見されるケースが少なくありません。そのため、妊活を始める際には夫婦揃って検査を受け、早期発見・早期治療を行うことが妊娠率を高める上で非常に重要です。

男性不妊症の主な原因

男性不妊症の主な原因

不妊治療はとかく女性だけが行う治療と思われがちですが、実は全体の約25%程度は男性側に原因があることがわかっています。

男性不妊については、現代の医学をもってしても半数以上が原因不明とされています。しかしながら全体の約25%程度は男性側にも原因があることがわかってきています。男性不妊については見た目だけでは判断がつかず、自覚症状もないため詳しい検査をしてもどこに問題があるのかをはっきりと突き止めることはなかなか難しいものとされています。

ひとつひとつ男性側の不妊原因となるものを女性同様、丁寧にひも解く必要があります。とはいえ、妊娠は女性側との問題も複雑に絡みあっています。男性・女性どちらに問題があるのかは一概には判定できないものです。

精巣で精子を作る力が低下・精索静脈瘤:30.2%
・染色体・遺伝子異常など:10.1%
・原因不明(特発性):42.1%
勃起や射精の問題・勃起障害:6.1%
・射精障害:7.4%
精子の通り道が詰まっている・閉塞性無精子症:3.9%

主な男性側の問題として考えらえること

男性は射精ができればその中に必ず精子があると信じられている方も多いと思います。しかしそれは大きな間違いです。精子の有無については専門の詳細な検査を受ける必要があります。加えて、疲労・ストレス・喫煙・過度の飲酒・肥満・睡眠不足・高熱にさらされること(長時間のサウナなど)なども精子の形成に大きなダメージを与える要因として考えられています。

男性不妊症には、さまざまな原因が関係しています。主に以下のような要素に分類されます。

精子・精液に関連する原因

男性不妊症の原因として最も多いのが、精子や精液の異常です。具体的には以下のようなケースがあります。

  • 精子の数が少ない(乏精子症)
    通常、精液1mLあたり約1500万個以上の精子がいると妊娠に十分と言われますが、この数を大きく下回る場合、妊娠が難しくなります。
  • 精子の運動率が低い(精子無力症)
    精子が前進する力が弱いため、卵子までたどり着くことが困難になります。
  • 精子の形が正常でない(奇形精子症)
    正常な精子の割合が低く、卵子への受精能力が低下してしまいます。
  • 精液量が少ない
    精液の量が極端に少ない場合も、精子が卵子に到達する可能性が低下します。

精液の状態は、自宅では正確に把握することが難しく、医療機関での精液検査が必要になります。精液検査では、精子の数、運動率、形態異常、精液量などを総合的に評価します。

精巣(睾丸)の問題(大きさ、しこりなど)

精子は精巣(睾丸)で作られます。そのため、精巣に何らかの異常がある場合、精子の生成に影響が出ることがあります。主な問題としては以下のようなものがあります。

  • 精巣が小さい(精巣萎縮)
    精巣が極端に小さい場合、精子を作る機能が弱くなります。精巣が正常な大きさかどうかは泌尿器科医が触診や超音波検査で判断します。
  • 精巣内のしこり(精巣腫瘍など)
    睾丸にしこりがある場合は、精子を作る能力が低下する可能性があります。また、精巣腫瘍など重大な疾患の可能性もあるため、早期に専門医の診察を受けることが重要です。
  • 精索静脈瘤
    精巣の周りの静脈が膨らみ、血流が悪くなることで精子の質や数に悪影響を及ぼす場合があります。触診や超音波検査で診断でき、必要に応じて手術治療も可能です。

精巣の異常は自覚症状がないことも多く、定期的な診察や気になる症状があれば早めの受診が重要です。

生活習慣・ストレスによる影響

男性不妊症は生活習慣やストレスにも深く関係しています。具体的には以下の要因があります。

  • 喫煙・過度な飲酒
    タバコやアルコールの摂取は、精子の数や運動率を低下させます。
  • 睡眠不足や慢性的な疲労
    睡眠不足や疲労が続くとホルモンバランスが乱れ、精子を作る機能が低下します。
  • 偏った食生活
    栄養バランスの悪い食事や肥満も精子の質を低下させる要因となります。
  • 過度なストレス
    強いストレスが続くと精子を生成するホルモン(テストステロンなど)の分泌が低下することがあります。
  • 性交障害
    勃起や射精の問題などでうまく性交渉が行えない状態です。

これらの問題は、普段の生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。妊活を進める上でも、男性側も生活習慣を整えることがとても重要です。

精液の量と男性不妊の関係

男性不妊を考える上で、精液の量はとても重要なポイントの一つです。精液の量によって妊娠しやすさに影響が出ることがあります。以下では精液の量と不妊の関係について詳しく解説します。

精液量が少ない場合の影響と対策

精液の量が少ない場合、妊娠に影響を及ぼす可能性があります。通常、射精時の精液量は1.5〜4.0mLほどが正常とされます。1.5mL未満の場合は「精液減少症」と診断されることがあります。

精液量が少ないと、精子が膣内を十分に移動できず、子宮や卵管まで到達しにくくなります。また、精子自体の数が少ないケースも併発している可能性があり、妊娠が難しくなる場合があります。

対策としては以下のような方法があります。

  • 水分補給を心がける
    体内の水分不足は精液量を減らす原因となります。意識的に水分を摂ることが重要です。
  • 射精頻度を調整する
    射精の回数が多すぎると精液量が減る場合があります。適度な頻度(数日おき程度)を保つことで精液量を維持できます。
  • 生活習慣の見直し
    喫煙や過度のアルコール摂取を控え、適度な運動やバランスの良い食事を心がけると、精液量や精子の質が改善されることがあります。

精液量が多い人の特徴とその理由

精液量が多い人は、射精時に4mLを超えることがあります。精液量が多い人には、以下のような特徴があることが一般的です。

  • 比較的若い年齢層に多い
    20〜30代の比較的若い男性は、精液量が多い傾向があります。これは男性ホルモンの分泌量が高いことが関係しています。
  • 十分な水分摂取をしている
    精液の主成分は水分のため、十分な水分摂取は精液量を増やします。
  • 射精頻度が低めである
    射精の頻度が低いと、精液が蓄えられて精液量が増加します。

ただし、「精液量が多い=妊娠しやすい」とは限りません。量が多くても精子の質が悪ければ妊娠率は上がりません。精液量だけでなく、精子の運動率や形態が重要です。

精液量を増やす方法・習慣とは?

精液量が少ない場合や、妊活のために精液量を増やしたい場合、次のような方法や習慣が有効です。

  • こまめな水分補給
    日常的にこまめに水分を摂取すると、体内の水分バランスが整い、精液量が増加しやすくなります。
  • 亜鉛を多く含む食品の摂取
    亜鉛は精子や精液の生成に重要なミネラルです。牡蠣や牛肉、卵、ナッツ類など亜鉛を含む食べ物を摂るようにしましょう。
  • 十分な睡眠・休息を取る
    睡眠不足や疲労は精液量を減少させる原因になります。毎日7〜8時間の良質な睡眠を心がけましょう。
  • 適度な運動を行う
    運動不足はホルモンバランスを崩しやすくなります。ウォーキングや軽い筋トレなど、適度な運動習慣を作りましょう。

これらの方法を日常に取り入れ、精液量だけでなく精子の質の改善にもつなげていきましょう。また、精液の量や質に不安がある方は、ぜひ当院にご相談ください。

精子の質を高めるために

精子の質を高めるために

妊娠の可能性を高めるためには、精子の数だけではなく、その「質」がとても重要です。精子の質が高いほど、受精能力が向上します。ここでは精子の質を改善するために必要な基礎知識と具体的な方法をご紹介します。

精子の運動率と正常形態率について

精子の質を評価する際に重要な指標となるのが、「運動率」と「正常形態率」です。

  • 精子の運動率とは、元気に動き回る精子がどれだけいるかを示した数値です。運動率が低いと、精子が卵子に到達しづらくなり、受精が難しくなります。一般的に、全体の精子のうち40%以上が活発に運動していると良好とされます。
  • 精子の正常形態率とは、形状が正常な精子の割合のことです。実は精子はすべてが正常な形をしているわけではなく、正常な形の精子が4%以上であれば妊娠には十分とされています。正常な形の精子が少なすぎると受精能力が低下するため、精液検査での評価が大切です。

精子の運動率や正常形態率は生活習慣や健康状態に影響を受けるため、日常の改善が重要です。

精子の質を改善する食生活と生活習慣

精子の質を向上させるためには、日頃の食事や生活習慣を整えることが効果的です。特に以下のポイントを意識しましょう。

  • 栄養バランスの良い食事を摂る
    精子の質を高めるには、亜鉛、セレン、ビタミンC・E、葉酸などの栄養素が大切です。牡蠣、赤身肉、ナッツ類、緑黄色野菜、果物などを積極的に摂取すると良いでしょう。
  • 喫煙やアルコールを控える
    タバコやアルコールは、精子の運動率や数を減らす原因となります。妊活を開始したら、できる限り控えるようにしてください。
  • 適度な運動を習慣化する
    適度な運動は男性ホルモン(テストステロン)の分泌を促進し、精子の質を改善します。ただし、過度な激しい運動は逆効果になることもあるため、ウォーキングやジョギングなど無理のない運動がおすすめです。
  • 十分な睡眠とストレス軽減
    睡眠不足や強いストレスはホルモンバランスを乱し、精子の質を低下させます。毎日7~8時間の睡眠を確保し、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

男性の妊活に必要な意識改革

男性不妊の改善には、男性自身が妊活に積極的に関わる意識改革が重要です。特に以下のポイントを意識してみてください。

  • 「妊活は夫婦二人の問題」だと認識する
    不妊は女性側だけの問題ではありません。男性も検査を受けたり、生活習慣を改善するなど、自ら積極的に行動することが重要です。
  • 定期的に精液検査を受けることを抵抗なく受け入れる
    精液検査を「恥ずかしい」と感じる方も多いですが、検査によって早期に問題を発見できれば、治療も早く進めることができます。
  • パートナーとのコミュニケーションを大切にする
    妊活期間は夫婦の精神的ストレスも多くなりがちです。互いに理解し支え合うことで、ストレスを軽減し、妊娠率を高めることができます。

妊娠のための意識改革と具体的な行動を両立することで、男性側から妊娠しやすい環境を作りましょう。

男性不妊症の検査

精液検査

精子の有無や濃度、運動率や白血球数、精子の形態までを詳細に観察することができる検査です。しかしながら、精液所見は日々変動することがわかっています。ゆえに1度の精液検査だけでは正確に判定できないこともあります。

無精子症などは遺伝的な問題が深く関わっていることもありますが、精子の運動率の低下や奇形などの異常は、決して限られた方だけに起こる特異な問題ではなく一般的にもよくある事例のひとつです。

禁欲期間が長くなってしまうと精子運動率は低下する傾向がみられますし、疲労・ストレス・喫煙・過度の飲酒・肥満・睡眠不足・高熱などは精子の形成に悪影響を与えるものと考えられています。どこにどんな問題があるのかを精緻に分析するためにも精液検査はとても重要な指標となります。

検査費用について

精液検査(CASA含む)

  • 精液検査/5,500円
  • クルーガーテスト/4,400円
  • Sperm duo(精子クロマチン構造検査および酸化ストレス検査)/17,600円

※検査は自費となります。

Sperm duo(精子クロマチン構造検査および酸化ストレス検査)

初回の精液検査を受けられる方は、Sperm duo(精子クロマチン構造検査および酸化ストレス検査)が必須となります。

精子クロマチン構造検査は、精子の遺伝子情報がどの程度ダメージを受けているかを調べる検査です。精子内部のDNAが傷ついていると、受精や着床の確率が下がったり、流産等の妊娠中のリスクにつながる可能性があります。

また、ストレスや生活習慣などが精子に与える影響も把握できるため、問題箇所を見つけやすくなり、より適切な治療法や生活改善の方針を検討できます。一般の精液検査は、濃度、運動率、正常形態率といった外見上の検査となりますが、精子クロマチン構造検査は、外見上では分からない、内部のDNAの損傷の有無や未熟精子の割合を確認する検査のため、最初の段階でスクリーニングを行うことが重要です。

令和7年東京都のプレコンセプションケアの検査項目にも採用されました。赤ちゃんを授かるための大切な一歩としてご夫婦で治療方針を話し合う際の参考にもなる検査です。この検査により異常が見つかった場合は、生活習慣の改善や治療法のステップアップといったご提案を行います。

当院で実施している男性不妊症の治療法

男性不妊症の治療は、原因に応じてさまざまなアプローチが可能です。当院では、患者様一人ひとりの状態やライフスタイルに合わせて、無理なく実施できる治療を提案しています。特に、薬による治療と生活習慣の改善支援を中心に、自然妊娠の可能性を高めるサポートを行っています。

薬物療法(精子・精液の質改善)

男性不妊症の中でも、ホルモンバランスの乱れや精子の質の低下が原因と考えられる場合には、薬物療法が効果的です。当院では以下のような薬剤を用いて、精子の数や運動率、精液の状態を改善する治療を行っています。

  • ホルモン調整薬
    テストステロンやゴナドトロピンなど、精子形成に関わるホルモンの分泌を正常化し、精子の産生を促進します。
  • 抗酸化作用を持つ薬剤やサプリメント
    精子は酸化ストレスに弱いため、ビタミンC・E、L-カルニチン、コエンザイムQ10などの抗酸化成分を含む薬剤を使用することで、精子の質の改善が期待されます。
  • 漢方薬
    体質や自律神経のバランスを整えることで、精子形成環境の改善を図る目的で、漢方薬を併用することもあります。

これらの薬物療法は、定期的な検査を行いながら効果を評価し、必要に応じて治療方針を調整していきます。

なお、外科的な治療(例:精索静脈瘤の手術や精子採取手術など)については、泌尿器科専門医が診察を行ったうえで提携先の医療機関をご紹介しております。

ライフスタイル改善指導(妊活を成功させるために)

近年、男性不妊症の要因として「生活習慣の乱れ」が注目されています。当院では、医師による医学的なアドバイスに加え、妊活を成功させるためのライフスタイル改善指導を積極的に行っています。

  • 食生活の見直し
    亜鉛やセレン、ビタミンC・E、葉酸など、精子の生成に必要な栄養素を含む食事を推奨しています。偏った食生活や過度なダイエットは、ホルモンバランスに悪影響を与えるため注意が必要です。
  • 適度な運動の習慣化
    運動不足は男性ホルモンの分泌低下につながるほか、ストレスの蓄積や肥満の原因にもなります。当院では過度な運動を避けた、無理のない運動習慣を提案しています。
  • 禁煙・節酒のサポート
    喫煙は精子のDNA損傷や運動率低下と密接に関係しています。また、過度なアルコール摂取も精子の質を下げる要因です。必要に応じて禁煙・節酒の具体的な支援も行います。
  • ストレス管理と睡眠改善
    慢性的なストレスや睡眠不足は、精子の形成に悪影響を与えることが知られています。当院では、心身のリズムを整えるための生活指導も含め、妊娠しやすい体づくりをお手伝いします。

妊活は長期的な取り組みになることもあるため、無理なく継続できる生活改善が非常に重要です。当院では、患者様が安心して妊活を続けられるよう、医学的根拠に基づいたきめ細かなサポートを心がけています。

健康な精子を作るために普段から意識できること

日常生活の中で規則正しい生活を心がけることは全身状態の健康のためにもとても大切なことです。タバコやアルコールをはじめ、睡眠不足や過剰なストレスを避けるなど健康的な生活に意識高くこだわることは妊娠率を高めることだけでなくご自身の将来にとってもとても重要なことです。

 当クリニックが推奨する健康な精子を作る18つの約束

  1. 禁煙
  2. ブリーフよりもトランクス
  3. 飲酒は適量に
  4. 長風呂、長サウナは控える
  5. 自転車、バイクに乗りすぎない
  6. 放射線に要注意
  1. 育毛剤を飲まない
  2. 規則正しい生活
  3. 膝上でノートPCを使わない
  4. 禁欲しすぎない
  5. 運転しすぎない
  6. 携帯電話は精巣から離す
  1. 昔ながらの食生活
  2. 太りすぎない
  3. アンチエイジングを考慮
  4. 有機化合物に注意
  5. 環境ホルモンに注意
  6. 心理ストレスの軽減

例えば、サウナや長風呂が好き、自転車や自動車に長時間乗ることが多いなど日常生活の中にもさまざまな要因が密接に関わっている可能性が考えられています。少しずつできることから改善を図る努力はとても大切なことです。

男性不妊症でよくあるご質問(FAQ)

男性不妊症に関して、患者様からよくいただくご質問とその回答をまとめました。ぜひ参考になさってください。

精液量が多い・少ないは不妊と関係ありますか?

精液の量は、不妊と関係がある場合があります。精液量が極端に少ない場合(1.5mL以下)、精子が卵子に到達する確率が低下し、不妊の原因になる可能性があります。ただし、精液量が多ければ必ず妊娠しやすいというわけではありません。重要なのは精液の量だけではなく、精子の数、運動率、形態が正常かどうかという「精子の質」です。

精液量に不安がある方は、一度専門の泌尿器科医による精液検査を受けることをおすすめします。正確な検査結果をもとに、必要な治療やアドバイスを受けることができます。

睾丸にしこりを感じますが、診察を受けるべきですか?

睾丸にしこりや違和感を感じた場合、速やかに専門医の診察を受けることを強くおすすめします。睾丸のしこりは、精巣腫瘍や精索静脈瘤など男性不妊症に関係する病気の症状であることがあります。特に精巣腫瘍は、早期に発見すれば治療の成功率が高いため、早めの受診が非常に重要です。

当院では、触診だけでなく超音波検査などを用いてしっかりと診察し、詳しい診断を行っています。少しでも不安がある場合はお気軽にご相談ください。

男性の妊活は何から始めれば良いでしょうか?

性の妊活は、まず「精子や精液の状態を知る」ことから始まります。そのためには、医療機関での精液検査が第一歩です。検査結果に応じて、治療や生活習慣の見直しなど、具体的な対策が見えてきます。

また、日常生活では以下のポイントを意識するとよいでしょう。

  • 栄養バランスの良い食生活を心がける
  • 禁煙・節酒を行う
  • 十分な睡眠や適度な運動を習慣にする
  • ストレスを溜めない生活を意識する

妊活は夫婦二人で取り組むことが成功のカギです。ぜひパートナーと一緒に妊活への取り組みを進めていきましょう。

奥様と二人三脚で妊娠について学ぼうとする姿勢が重要です

不妊治療にあたっては奥様との心身含めての二人三脚であることは言わずもがなです。不妊治療というとどうしても女性側ばかりが負担を強いられるイメージがありますが、例えば奥様がご受診されるタイミングでご自身も一度検査を受けてみることはとても大きな一歩となります。また、昨今ではスマートフォンを活用した簡易的な検査キットも登場し、精液検査は一般の方にとってもとても身近なものになってきています。

カウンセリングも行っております(予約制)

不妊治療においては男性側にとっても肉体的・精神的なケアが必要となります。当クリニックにおいてもカウンセリングなどを通じてメンタル面でのサポートをさせていただく体制作りを行っております。不安に思うお気持ち、戸惑うお気持ちなどは男性も女性も同じです。決して過度なストレスとして抱え込まれることなどがないように、診療の場やカウンセリング(予約制)などを通じて力強くバックアップさせていただければと思います。

明確に数値的な異常があればそれに対する効果的な治療法をご提案することができますが、一方で何も異常がないとされた場合においても実際に妊娠にまでなかなかこぎつけることができない方も一定数いらっしゃることはひとつの事実です。

これからご夫婦で力を合わせて子供を授かっていくという大きな目標の中で、夫婦としての絆や協力体制をあらためて確かめ合う作業はとても重要な意味を持ちます。当クリニックでは男性不妊のご相談も広くお受けいたしておりますので、まずはご相談ください。

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