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ベビーナブで男の子、女の子の性別がわかるの?

[2023.03.01]

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妊娠がわかった時は、本当に嬉しく、何より無事に産まれてきてくれるのを一番に願うことでしょう。赤ちゃんを迎える準備をする中で、男の子か女の子かどちらだろう?と性別が気になり、早く知りたいと思うことがあると思います。特に男女の産み分けに取り組んでいたご夫婦や、家のご都合で男の子がいい、次は女の子であればいいな……と希望や期待がある方は早く性別が分かれば…と思われることでしょう。

妊婦健診で性別が分かるのは一般的には妊娠5ヶ月(16〜19週)ごろですが、もっと早く性別が分かると話題になっている方法があります。それが欧米で注目されている「ベビーナブ」という赤ちゃんの男女別判定方法です。どのように判定するのか、どのくらい正確に判定できるのかなど、分かりやすく解説します。

ベビーナブとは?

ベビーナブ(baby nub)とは、直訳すると「赤ちゃんの小突起」。赤ちゃんの外性器の元になる部分のことです。ナブは直訳すると「こぶ」や「突起」という意味で、医学的には「生殖結節(せいしょくけっせつ)」という部分のことを指します。

性別は 受精 した時に決まっています。X染色体を持つ 卵子 にY染色体を持つ精子が受精すると男の子、X染色体を持つ精子が受精すると女の子になりますが、お腹の中で育っていく過程で生殖結節が変化し、外性器が作られていきます。生殖結節は、最初は男女差がなく、妊娠8週目で内性器(男性なら精菅・前立腺・ 陰嚢 。女性なら 子宮 ・膣)が作られ始め、妊娠12週までに外性器(男性なら陰茎・陰嚢。女性なら陰核・陰唇)の男女の分化が起こります。

この初期の微妙な変化で、赤ちゃんの性別を推定することを、「ナブセオリー(ナブ理論)」といいます。一般的には性別は安定期の妊娠中期(妊娠16〜19週)ごろに判明する方が多いのですが、ベビーナブでは妊娠11〜13週の早期に見分けられるとされています。

引用元)京都大学 大学院医学研究科 生殖器系の形成

ベビーナブとは?

ベビーナブの性別判定方法とは?

ベビーナブは、どのようにして性別を判定するのでしょうか?その方法とは、超音波検査で赤ちゃんの背骨に対し、ナブの角度や形をチェックして分析するというものです。

男の子と女の子では、超音波検査でのナブの見え方が違ってくると言われており、胎児の性別をいち早く判定する方法として利用されます。

ベビーナブの性別判定の見方

超音波検査で胎児を見ると、白黒の画像で表示されます。超音波画像は写真のように鮮明ではありませんが、胎児の大きさや形、内臓の位置や心臓の動きなどをくわしくチェックできます。

妊娠週数に問題がなければ、足の間にナブが確認できるでしょう。ベビーナブの性別判定は、背骨に対するナブの角度で判定されます。横向きの赤ちゃんの背骨を0°のベースとします。背骨に対する小突起の角度のつき方で男の子、女の子の性別を判定します。背骨と小突起の角度が10°〜30°の間は、どちらの性別か分からないグレーゾーンとなります。赤ちゃんの向きにより小突起が見えにくく、小突起がこれと判断するのも難しいので、健診時に担当医師に聞けそうであれば聞いてみましょう。

男女での見え方の違いは下記の通りです。

男の子の場合

小突起は発達すると 陰茎 (ペニス)となるところで、背骨に対してななめに立ち上がっているように見えるでしょう。背骨と突起の角度が30°以上ついていると男の子と推測されています。

女の子の場合

小突起は発達すると 陰核 (クリトリス)となるところです。背骨と平行に足に向かって伸びているようになっており、背骨と突起の角度は10°以下でほぼ角度がついていないようだと女の子の可能性が高いと判定しています。

女の子の方がナブが小さいイメージがあるかもしれませんが、胎児の初期の頃には女の子のほうがナブが大きいことがあります。そのため、ナブの大きさで判定するのではなく、ナブの角度に注目しましょう。

引用元)京都大学 大学院医学研究科 生殖器系の形成

ベビーナブの性別判定の時期はいつがいい?

海外の研究では、ベビーナブの性別判定は、妊娠12~14週の間(妊娠4か月ごろ)に行うとよいとされています。ナブは、妊娠7~10週では超音波検査に写らないため、早すぎる時期では判定できないのです。おおよそ妊娠10〜11週で外性器の突起の部分が作られ始め、13週で発育が進み突起の角度がついてきます。

そのため、個人差によりますが、11週では性別の判定はまだ難しい場合が多く、次の週には角度が変わってしまう可能性も高いです。13週目に進むと突起もはっきりしてくるので、判定の精度はより高まります。赤ちゃんの発育には差があります。13週でも見分けにくい場合も考えられます。その場合はもう少し赤ちゃんの成長を待ってみましょう。

また、ベビーナブの判定には赤ちゃんが横向きで、背骨が水平方向に見え、ナブが写っている超音波検査の画像が必要です。ちょうどよいエコー写真が撮れない場合があるかもしれませんが、赤ちゃんが成長するほど、より正確に性別がわかります。ベビーナブ以外にも性別を判定する方法はあるので、ベビーナブの判定時期を過ぎたからと焦らなくても大丈夫です。

ベビーナブの正確性とは?

ベビーナブの正確性とは?

一般的な超音波検査での性別判定は、妊娠16週以降に行われます。外性器の男女差がしっかり見える時期ではありますが、赤ちゃんの向きや体勢などによって、この時期の判定でも性別を見間違えることは少なくありません。実際に「生まれたら性別が違った」という話を耳にした人もいるでしょう。そのため、それよりも1か月以上早い段階で判定するベビーナブは、やや精度が下がると言えます。

ただ、1999年に行われた海外の研究では、ナブと背骨の角度が30度より大きいか小さいかで男女の判定を行い、妊娠11週で70%、妊娠12週で98%、妊娠13週で100%の精度で判定できたという結果が出ています。プロの目での判定での研究結果ですので、ママやパパが判定する場合には正確に判定するのは難しいかもしれません。しかし、性別を判定する方法として、正確性はそこまで低くはないと言えるでしょう。

引用元) 病気がみえる 産科P8

海外でベビーナブは使われているの?

海外では以前から注目されているベビーナブ。欧米では、赤ちゃんの性別を早めに知る方法としてよく知られています。精度は80〜90%と紹介されているWebサイトもあります。超音波検査のデータを送信し、専門家がベビーナブの判定を行うというオンラインサービスもあります。

日本では、妊婦健診を受けられる機会が14回程度(1回目の受診が妊娠8週の場合)と多く、超音波検査を受けられる頻度も高いため、ベビーナブはあまり浸透していないのかもしれません。

また、ベビーナブは、日本では医学的に確立された判定方法ではなく、病院で先生からベビーナブについて教えてもらうこともあまりないでしょう。妊娠中期以降の超音波検査で性別を確認する方のが、より正確性が高く、一般的な方法です。

性別がわかる方法は他にある?

超音波検査以外で胎児の性別がわかる方法としては、胎児の 染色体検査 があります。 新型出生前診断( NIPT )や 母体血清マーカー検査 、 羊水検査 などが該当します。ただし、これらの方法は性別を知るための検査ではなく、胎児に染色体異常が疑われる場合や、染色体異常の心配がある場合などに行われる検査です。そのため、胎児の性別が知りたい場合には、超音波検査を受ける方法が一般的です。

性別がわかる方法は他にある?

胎児の性別がわかるジンクス

同じように、早期に性別がわかる方法として、「 ラムジーメソッド 」と呼ばれるものがあります。こちらは、経膣エコー画像で判定します。妊娠初期の6週ごろから判定ができるとされています。外性器は発達していないので、胎児で判別はしません。

胎盤の前段階となる絨毛の位置が左側なら男の子、右側なら女の子の可能性があると判別する手法です。しかし、かなり妊娠初期であり正確性に欠ける判定ですので参考程度とした方が良いでしょう。

昔からある、胎児の性別を判定するジンクスとしては、下記のようなものがあります。

お腹の出方

ママのお腹が前に突き出ていたら男の子、横に大きく、真ん丸なら女の子。

ママの顔つき

妊娠前に比べて、顔つきがきつくなれば男の子、穏やかになれば女の子。

脈の左右差

ママの脈を計測し、左の脈が右の脈よりも強いと男の子、反対の場合は女の子。東洋医学ではよく知られている判定方法になります。

食べ物

酸っぱいものが欲しくなると男の子、甘いものが食べたくなると女の子。

つわり

つわりが軽いと男の子、重いと女の子。

そのほかにも胎児の性別に関するジンクスは多くあります。これは当たったけど、あれは違ったなど、確実に当たるジンクスは少ないのかもしれません。妊娠中に、いろいろジンクスを確認してみて、産後に答え合わせするのもおもしろいですね。

引用元) 胎児性別の脈診腹診に依る判定法

助産師からのメッセージ

助産師 中友里恵

中友里恵

一般的に赤ちゃんの性別は、妊娠16〜19週ごろの妊娠中期の妊婦健診時に、医師から伝えられることが多いと思われます。妊娠中期には赤ちゃんの成長に伴い、外性器が発達するのでわかりやすくなるからです。でも、赤ちゃんの成長はひとりひとりに個性があり、千差万別です。時には健診日に、赤ちゃんの足やへその緒などで外性器が隠れていてはっきりと判別ができない場合や、20週を過ぎてもわからない場合もあります。

また、妊婦健診でのエコー検査は、赤ちゃんの成長や健康状態、お母さんの体の状態を正確に診察し、異常の早期発見をすることが目的です。もし性別を知りたい場合は、健診を受けている医師に「赤ちゃんの性別が分かれば教えてください」と伝えておくといいですね。

男の子か女の子か分かる瞬間はドキドキです。海外では赤ちゃんの性別お披露目パーティーが流行しています。性別を知らされていない家族や友達を集めて、初めて男の子か女の子を発表するサプライズなパーティーです。性別が分かる時のワクワクは全世界共通なのですね。

実際に生まれてきた時に性別が違ったというケースも、もちろんあります。性別の判定は100パーセント確実ではありません。早期の男女性別判定もあくまで参考程度としてとらえましょう。

もしかしたら、赤ちゃんが希望していた性別でない時もあるかもしれません。赤ちゃんの妊娠から誕生は奇跡の連続です。生まれてきた赤ちゃんとやっと会えた時は、きっと感動でいっぱいになるでしょう。その時を楽しみに、授かった赤ちゃんと共に妊娠生活を穏やかに過ごしていきましょう。

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