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基礎体温が低い原因と対策

[2023.10.04]

基礎体温 は、女性の健康や妊娠の予測に重要な情報を提供する指標です。しかし、低い基礎体温は様々な健康上の問題を示す場合があります。本記事では、基礎体温とは何かから始め、低い基礎体温の影響や原因、そして生活習慣の見直しや不妊治療中の方に向けた対策について解説します。基礎体温について知識を身につけることで、より良い妊活につながるようにしましょう。

基礎体温とは何か?

基礎体温とは、体温を計測する中でも特に特殊な意味を持つ指標です。通常、朝起きた直後に寝ているままの状態で計測される体温のことを指し、体内の基本的な代謝活動やホルモンバランスの影響を反映します。女性の場合、生理周期によって基礎体温が変動する特徴があり、妊娠 を希望する方にとっては重要な役割を果たします。続けて計測すると、低温期 と 高温期 を繰り返していることがわかるでしょう。生理が始まると低温期隣、排卵の後から次の生理までは高温期が続きます。このように基礎体温の 二相性 で 排卵 を推測することが可能です。

基礎体温の測り方

基礎体温を正確に測るためには、朝起きた直後に安静にしている状態で舌の裏側にあて口を閉じ測定します。同じ時間帯に計測することが大切です。また、同じ温度計を使用し、口内の測定方法を一貫して行うことで信頼性が高まります。測定結果は体調や生理周期の変動を把握するため、毎日記録をつけることが望ましいです。いつもと変わったこと(体調や性交があった日など)があればメモしておきましょう。

正常な基礎体温の範囲

一般的に、基礎体温は排卵を示すための大まかな指標となります。排卵前の低い基礎体温が、排卵後に0.3〜0.5℃程度上昇します。正常な基礎体温の範囲は、36.5〜37.2℃程度とされていますが、個人差がありますので自身の基準を把握することが大切です。

基礎体温が低い原因と対策

基礎体温が低い場合の影響

基礎体温が低い場合、身体の代謝活動やホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があり、生理周期の乱れや排卵障害が引き起こされることがあります。また、基礎体温が低い状態では、無排卵月経の疑いがあり、妊娠の可能性が低くなることも考えられます。低体温による影響は個人差があるため、医師の診断やアドバイスを仰ぐことが重要です。

基礎体温が低い原因

基礎体温が低い状態は、身体の機能や代謝に影響を与えるさまざまな原因によって引き起こされることがあります。ここでは原因について各々解説します。基礎体温の低下が持続する場合は医師の診断と適切な対策を検討することが重要です。

ホルモンバランスの乱れ

女性の生理周期は、脳から分泌されるホルモンによって調整されています。特に、卵巣から分泌される エストロゲン と プロゲステロン のバランスが重要です。ホルモンバランスが崩れると、排卵や子宮内膜の成長に影響を与えます。要因は、ストレスや栄養不足、体重の増減、過度の運動などです。

ホルモンバランスの乱れによって、排卵が不順になったり、卵巣から十分なホルモンが分泌されなくなったりすることがあります。その結果、基礎体温が低下し、生理周期の乱れや不妊のリスクが高まる場合があります。

甲状腺機能低下

甲状腺は、体内の代謝やエネルギー生産に関与する重要な腺器官であり、分泌が十分でない場合、基礎代謝が低下し、体温調節がうまく行われなくなるため、基礎体温が低い傾向が見られます。

甲状腺機能低下は、主に自己免疫疾患、または甲状腺に影響を及ぼす疾患によって引き起こされることが多いです。また、ストレスや栄養不足、特定の薬物の副作用によっても甲状腺機能が低下する場合があります。

ストレス

ストレスは、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌に乱れをもたらすことがあります。これにより、排卵や子宮内膜の成長に影響を及ぼし、基礎体温が低下する可能性があるでしょう。日常生活での忙しさやプレッシャー、心配事などが蓄積されると、身体が緊張しホルモンの分泌に異常が生じることがあります。

体重の影響

過度の肥満や極端なダイエットによる栄養不足によってホルモンバランスが乱れ、基礎体温が低下することが考えられます。体重の増加や減少はホルモンの分泌に大きな影響を及ぼすため、健康な体重を維持することが重要です。健康的な体重を保つことでホルモンバランスが整い、基礎体温も正常な範囲に戻ることが期待されます。

基礎体温が低い原因と対策

生活習慣の見直しで改善する方法

生活習慣の見直しは、基礎体温を改善するために重要な手段です。適切な睡眠、食事、適度な運動、ストレス管理を心掛けることで、ホルモンバランスや代謝を整え、基礎体温の安定化を促進することができます。以下では、それぞれの要素について詳しく解説します。

適切な睡眠

適切な睡眠は基礎体温を改善するために重要な要素です。睡眠不足や不規則な睡眠はホルモンの分泌に影響を及ぼし、基礎体温の乱れを招く可能性があります。十分な睡眠時間を確保し、安定した睡眠環境を整えることで、体内時計を整えましょう。

栄養バランスの整った食事

バランスの整った食事は基礎体温を改善するために欠かせません。特に、女性ホルモンに影響を与える栄養素を摂取することが重要です。ビタミンB群、ミネラル、蛋白質などバランスよく摂取し、野菜や果物を豊富に取り入れることで、ホルモンバランスの調整と基礎体温の安定化をサポートします。 H3適度な運動

適度な運動は基礎体温を改善するために効果的です。運動によって血流が促進され、新陳代謝が活性化されます。定期的な運動を取り入れることで、ホルモンバランスの調整やストレス解消にも役立ち、基礎体温の安定化につながるでしょう。ウォーキングやヨガなどの軽い運動から始めると良いでしょう。

ストレス管理

長期間にわたるストレスはホルモンバランスに影響を及ぼし、基礎体温 の乱れを引き起こす可能性があります。リラックスする時間を持つ、趣味やストレス発散の方法を取り入れるなど、ストレスを軽減する工夫が必要です。深呼吸や瞑想、マッサージなどはストレスを和らげる助けになります。ストレスをうまくコントロールすることで、基礎体温の改善につながるでしょう。

不妊治療中の方に向けた対策

不妊治療中の方は、基礎体温の管理がより重要になります。基礎体温チャートの活用や薬物療法の検討は、妊娠の可能性を高めるための重要な手段です。

基礎体温チャートの活用

基礎体温チャートは 排卵 や 着床 のタイミングを把握するのに役立ちます。不妊治療中の方は特に、排卵日や基礎体温の変動に注意を払い、タイミング法 や治療の効果を把握することが大切です。チャートをしっかりと記録し、専門家と共有することで、より的確な治療が行えるでしょう。

薬物療法の検討

 不妊治療では、薬物療法が用いられることもあります。排卵誘発剤 や ホルモン補充療法など、様々な薬物が妊娠のサポートに使用されます。しかし、薬物療法には副作用やリスクがあるため、医師との十分な相談が必要です。適切な薬物療法を検討し、専門医の指導のもとで治療を進めることが大切です。

基礎体温が低い原因と対策

医師に相談するべきタイミング

医師に相談するタイミングは、基礎体温に変化が見られたり、妊娠を希望する時です。以下のような状況で早めに医師に相談することが推奨されます。

  • 基礎体温の異常な変化: 基礎体温チャートで繰り返し不規則な基礎体温が見られる場合は、排卵やホルモンバランスの問題が考えられます。早めに医師に相談しましょう。
  • 妊娠を希望して1年以上経過: 妊娠を希望して1年以上経過し、妊娠に至らない場合は「不妊」として医師の診断を受けることを考えてください。
  • 妊娠歴に問題がある: 過去に妊娠した経験があるにもかかわらず、現在妊娠に至らない場合も早めに医師の診断を受けるべきです。
  • 健康状態に関する問題: 基礎体温以外にも月経の異常、生理周期の不規則、子宮や卵巣の異常など、健康に関連する問題がある場合も早めに医師に相談しましょう。
  • 早めに医師に相談することで、適切な検査や治療を受けることができ、妊娠へ向けてサポートしてもらえます。定期的な健康チェックや専門家の助言を受けながら、妊娠を望む方は積極的に行動することが大切です。

まとめ

基礎体温は妊娠を望む方にとって大切な情報源です。正確な測定と基礎体温チャートの活用により、生理周期や 排卵日 の把握、体調やホルモンバランスの把握が可能となります。また、着床の兆候や妊娠の可能性を示すサインを捉えることもできます。低い基礎体温はホルモンバランスの乱れや甲状腺機能低下、ストレス、体重の影響によるものがあります。早めに医師に相談し、専門家のサポートを受けながら最適な対策を立てていきましょう。

妊娠を望む方にとって、低い基礎体温を改善するのは妊娠について一歩ずつ前進する手段となります。個々の状況に応じてアプローチが異なるため、医師や専門家のサポートを受け、授かりサインを見つける可能性を高めていきましょう。

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