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不育治療について

妊娠は可能であるものの、流産を繰り返してしまう方などは不育症の可能性が考えられます。

流産は統計上、10人に1人が経験すると言われる比較的頻度の高いものではありますが、何度も流産を繰り返される方の場合にはなんらかの問題が起きている可能性が考えられます。当クリニックでは不育治療についても広くご相談をたまわっております。

不育症の定義

不育症はまだ原因が明らかでないケースの方が圧倒的に多いですが、定義としては妊娠はするものの流産や死産、新生児死亡(出生後28日を経過しない乳児)を繰り返し、結果的に子供を持てない病態のことを言います。2回流産を繰り返した場合には「反復流産」、3回以上の場合には「習慣流産」と呼ばれます。不育症の多くの事例は特に妊娠12週未満の初期に流産が発生しやすいという特徴がみられます。

不育症の実際の治療にあたってはしっかりと検査をした上で「異常がある」と判断されなければ、現在のところは残念ながら不育治療の適応とはなりません適応となった場合にも非常に根気強い治療が必要となります。当クリニックでは不育治療を行われる患者さんに対しても最大限のサポートさせていただいております。

不育症の原因と考えられているもの

  • 子宮の形態異常
  • 甲状腺の異常
  • ご夫婦の染色体異常
  • 血液凝固異常によって血栓症などができやすい体質の方 などが挙げられます。

当院ではスクリーニング検査として子宮の形態検査や甲状腺検査、抗リン脂質抗体検査などを取り扱っております。

一度妊娠・出産できたからといって次も同じように約束されるものではありません

1人目のお子さんの妊娠・出産の際に何も問題なく終えることができた方も、2人目をご希望の際にはなかなかそれが難しくなってしまわれる方も実際の診療現場には多くいらっしゃいます。一度妊娠・出産ができたからといって次も同じように約束されるようなものでは決してありません。そういった意味では不育症は誰にでも起こりえる問題と言えます。明らかな異常が見つかった場合には早期の適切な治療が必要となります。

心身ともに当クリニックが力強い味方となるために―

待望の妊娠を経ての流産は、経験したことのある方でなければわからないほどの深い苦しみと悲しみです。当クリニックにおいてもカウンセリング(要予約)などを通じて患者さんの辛いお気持ちに深く寄り添い、最大限お支えさせていただくことに全力を尽くしております。身体的なケアについてはもちろんのこと、心を癒すためのさまざまなサポートを最大限ご提供させていただいております。診療の場やカウンセリングの時間などを通じて、不育症に悩まれる患者さんをこれからも力強くサポートさせていただければと思います。

不育治療においては疑問点や不明点などもとても多いことと思います。当クリニックとしても参考データなどをもとに、ご納得ゆくまで親身にお話をお伺いさせていただければと思います。

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