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第二子希望で精液検査は正常域ですが流産を2回経験し原因が分かりません。DNA断片化検査を受けることで治療方針やサプリメント選択が変わる可能性、保険適用の有無は高いでしょうか?生活習慣改善だけで効果が見込めるかも気になります。
生殖医療専門医 萩生田 純 泌尿器科医
ご質問ありがとうございます。
精液検査で正常域なのに妊娠に至らない場合こそDNA断片化検査を受ける価値があります。古典的な精液検査では検査できない、精子の質の低下の可能性があるからです。また近年では不育症や不妊治療成績とも関連があると報告されています。検査に保険は適用されません。精子DNA断片化率が高い場合にはその原因とされる酸化ストレスを低下させる治療を行います。具体的には酸化ストレスを引き起こすとされる喫煙や過度の飲酒、適度な禁欲期間等の生活習慣の指導を行います。また抗酸化剤であるビタミン剤やコエンザイムQ10、カルニチン、亜鉛等を中心としたサプリメントの摂取をお勧めしています。2025.7.8 17:38
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