体験者について
性別:女性
取材時の年齢:45歳
職業:セラピスト
趣味:ミニチュアの動画や作品鑑賞
治療開始年齢:32歳
治療期間:計6年
タイミング法:⚪︎
人工授精:1回
顕微授精:1回

性別:男性
取材時の年齢:42歳
職業:会社員
趣味:音楽
総額:【第1子約190万】
【第2子約80万】

クリニック:埼玉県越谷市 東京都江東区
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ
自分一人で悩み考えずに誰かに話してみてください。好きな場所に行く美味しいものを食べるなどして自分が楽しいと思うことを並行してやってみてくださいね。
インタビュー概要

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

治療をしようと思われたきっかけを教えてください。

結婚を決めたきっかけが「彼の子供を産みたい!」でした。ただ、なかなか子どもを授かりませんでした。私の体温が低くて冷え性なのと、主人は小さい時から熱を出しやすかったり大人になってから不摂生でもあったりしたので「もしかしたら授からないのは何か原因があるのかな」と思い、まずは私が婦人科を受診しました。結果、正常でした。
基礎体温を測りタイミングを試していたけれど授からず、主人が病院を受診しました。検査後、精子の運動率と量が極端に低かったため私は産婦人科の病院を受診。主人は他の病院で治療を開始しました。
質問:治療の流れを教えてください。

治療の流れについて教えて下さい。

私は各種検査をして異常がないか調べましが正常でした。主人は精子の運動率など数値を上げるためにタバコを止めるなど生活指導+コエンザイムQ配合のサプリを摂取していました。そして数値が上がったので人工授精へ進みました。但し人工授精をしても難しいかもしれないと言われていました。
運動率や量も上がったものの人工受精2回トライしましたが授からず、顕微授精に移りました。まずは採卵のための準備で排卵誘発剤を自己注射したり、通院時筋肉注射をしたり。卵胞を育てるために痛みに耐えました。
採卵後、受精させ新鮮胚移植1回、凍結胚移植2回うまくいきませんでした。メンタルも崩れてきていたので先輩ママに教えて頂いたクリニックへセカンドオピニオンを求めて受診しました。ストレスチェックどの各検査、卵管造影後、再度凍結胚移植4回目で第1子を妊娠することができました。
その2年半後に再度凍結胚移植をしました。最後でしたので次がダメだったら治療は終了しよう思いました。卵管造影をし、最後の凍結胚移植で第2子を妊娠しました。
質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。

クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。

自宅から近いこと、料金が良心的だったこと、先生の評判ですね。
理由は自分が産まれた病院なので馴染もあり、自宅から近く通いやすい事です。先生は淡々とした感じはありましたが、妊娠の成功率が良かったのと看護師さんがとても優しくて良かったです。
質問:クリニックの良かった点を教えてください。

クリニックの良かった点を教えてください。

自宅が割と近く通いやすかった点です。あとは費用が良心的で、待ち時間は長かったですけど外出しても良かったところです。
質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)

検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?

とにかくメンタルが辛かったです。移植後陰性だった場合、次はどうしますか?と簡易的な診察で問われたときは、正直言ってもう少し気を使った言葉がほしかったなと思いました。診察のフロアは別でしが会計が産婦人科と一緒だったので、妊娠している方や赤ちゃんを抱いている方を見ると辛かったです。
また、SNSをチェックしては比べてしまって落ち込んだり、身体に良くないものは摂取しないなど徹底しみたものの授からず。出口のないトンネルにいるみたいで、何とも言えない暗い気持ちになっていました。自己注射や毎日の薬、診察時の筋肉注射も痛くて苦しかったです。
お金も保険適用ではない時期だったのでギリギリの状態でした。助成金もすぐに出る訳ではなかったので親に協力してもらいました。たまたまパートで働いていた先輩が不妊治療経験者だったので相談に乗ってもらったり情報を頂いたり…上司も同僚もとても良い方でしたのでシフトを調整してもらい通院できました。
質問:不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?

不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?なぜそれをしましたか?

サプリを飲みました。あとは食生活の改善やジムやヨガに行って体力作りをしました。
質問:お金について教えてください。

かかった費用について教えてください。

【第1子約190万】
妻:人工授精2万、顕微授精受精に25万円、採卵20万、培養20万、胚移植20万、タイミング法や各種検査や薬、注射など50万(自費負担)、
夫:検査や採精など(自費負担)25万、サプリ5万円/助成金は申請して約60万円受給。
成功報酬20万
【第2子約80万】
各種検査や薬、注射など45万(自費負担)、胚移植18万
成功報酬15万
質問:治療を続ける秘訣を教えてください。

治療を続ける秘訣を教えてください。

私は頑固で真面目な性格です。決めたらやり遂げる!性格ゆえにメンタルがかなり辛かったです。治療の止めどきが分からないので、決めるのは辛いと思いますがとにかく期限を決めることが大事かもしれません。
ずっと続けるのではなく、一度休憩して美味しいものを食べたり、お酒を飲んだり、旅行したりと好きなことをしてリフレッシュするのもいいと思います。一人で悩まず話を聞いてもらったり、相談する人を作ったりするのもいいですね。なるべくストレスを解消できる環境を作るとことをおすすめします。
質問:ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

期限を決めることですね。授からなかった場合の話、例えば養子縁組をするか、2人で過ごすか、などの話もしました。お互いを思いやり、気持ちもしっかり伝えることが大切ですね。
質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

相手の立場にたって考えるように心がけていました。
質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?

ご主人様のサポートで嬉しかったことはなんですか?

良いときも悪いときも、寄り添って励ましてくれました。
質問:ご夫婦で取り組んだことを教えてくだい。

ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?

主人は不摂生を治しました。食べ物や飲み物、早寝早起きなどです。サプリを飲み始め、タバコをやめることですね。ここは医師から早急にやめましょう!と言われていました。
または主人は出張が多いので、カレンダーに予定を記入したりタイミングの日を記入していました。お互い相手を思いやるがゆえに、なかなか思ったことを口に出せなくて心が離れた時期もあったので「子供が授かったら、授からないとしたら」なども時間を作って話し合いをしました。

なぜ、その取り組みをしましたか?

精子の運動率を上げたり、精子の量を増やすため=子供を授かるためとはいえ医師からタバコが絶対にNGと強く言われていたので、タバコが好きだった主人は相当ストレスだったと思います。何度か挫折したようですがタバコをやめてもらうことで数値も上がりましたし子供も授かったし、その後の体調も良くなったので結果的には良かったと思います。
また性行為はスケジュールを立ててする行為ではないので、まずはその事でぶつかりました。ただ話し合うしか方法がなかったのでとにかく腹を割って話すことが大事だと思いました。
質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。

どんなことでストレスを解消していましたか?

旅行やカラオケで歌うこと。仲の良い友だちとお酒を飲むことです。
質問:仕事との両立はいかがでしたか?

お仕事との両立はいかがでしたか?

治療を始める前はセラピストをしてました。シフト制で生活が乱れていたので仕事を辞めてしばらく治療に専念していました、でも、その生活にストレスが溜まってきたので近所のイタリアンレストランで日中アルバイトをしていました。
面接時から店長には治療をしていることを話していました。先輩や同僚にも話をしてたので急に病院に行くことになってもシフトを変更してもらったりと理解のある職場でとても助かりました。
質問:参考にしたメディアはなんですか?

参考にした書籍や雑誌、メディアはなんですか?

アメブロ、病院のホームページ、インターネット検索で調べていました。
質問:不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

私は治療中ずっと思っていたことがあります。妊娠・出産は世界も周りも明るくなって幸せにしてくれるイメージがあるのに、子どもを授かろうと努力している人には腫れ物を触るかのようなところもあります。ただでさえメンタルを保つのが大変なのに、費用面も負担が大きく…。
本当に辛くて誰にも相談できなくて、周りと比べて…など負のスパイラルに陥っていました。病院と仕事と家の往復、そして不妊治療という出口が見えないトンネル。それじゃダメだな、前を向きたい、悔いが残らないように、それに期限を決めよう。そう思って職場を変えて煮詰まったら休憩をして、いろんな人から話を聞きました。
主人ともとことん話し、なんとなく不妊治療をして気持ちを前向きに変えていきました。そうするとストレスも軽減され気分も明るくなりました。思ったのは、自分一人で悩み考えずに誰かに話してみてほしいです。それに、好きな場所に行く美味しいものを食べるなどして、自分が楽しいと思うことを並行してやってみてくださいね。