体験者について
性別:女性
取材時の年齢:35歳
職業:会社員
趣味:読書、手帳、ゲーム
治療開始年齢:26歳開始→1年半、28歳開始→6ヶ月、33歳開始→2年
タイミング法:⚪︎
人工授精:9回
体外受精:3回

性別:男性
取材時の年齢:41歳
職業:会社員
趣味:コーヒー、登山
総額:約60万円

クリニック:神奈川県横浜市
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ
いつ妊娠できるんだろう、どうしてわたしは妊娠できないんだろうと、焦ったりネガティブになったりしているかもしれません。その気持ちをまず受け止めながら、日常の一つとして治療に取り組んでいただければと思います。
インタビュー概要

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

治療をしようと思われたきっかけを教えてください。

主人が6つ年上だったことから、結婚したら早めに子どもが欲しいと思っていました。はじめは排卵チェッカーを使い自己流のタイミングで妊活していましたが、半年以上妊娠することができませんでした。
そこで病院に行きブライダルチェックを受けたのが治療のきっかけです。夫婦で努力しているのに、毎月のように決まって生理が来る悲しみ、苦しみに耐えられませんでした。治療を受けることで早く妊娠することができるならと積極的に治療を希望しました。
質問:治療の流れを教えてください。

治療の流れについて教えて下さい。

ブライダルチェックで主人に精索静脈瘤(精巣につながる静脈が拡張し、こぶ状に膨らんだ状態になる病気)が見つかり、まずは手術となりました。手術までの待機の間はまずはタイミング法で良いと指示をいただき、タイミング法を続けました。
その間にわたしはAMH測定や卵管通水検査など、基本的な検査を受けました。主人が手術をして3ヶ月後から人工授精を行いましたが、タイミング法とそう変わらない治療法に効果を感じられなかったので、わたしから主治医に体外受精へのステップアップを希望いたしました。採卵のため、再度AMHの測定も行いました。
質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。

クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。

1つは通いやすかったことです。自宅・会社のどちらからも通いやすい病院がよかったためです。何度も通うことになるので病院の立地は優先して選びました。
2つ目はタイミング法から高度不妊治療までできることです。はじめはどの治療まで受けるか決めていなかったので、高度不妊治療まで受けられる病院を選びました。
3つ目は主治医が親身になってくれたことです。主治医が些細なことでも親身になってくださったことで、通院が苦痛でなくなりました。
質問:クリニックの良かった点を教えてください。

クリニックの良かった点を教えてください。

主治医が丁寧に話を聞いてくれたことですね。ホスピタリティがあふれる院内であることと、結果として子どもに恵まれたことです。
質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)

検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?

治療を受けても、すぐに妊娠できなかったことです。メンタル面が一番大変でした。周りの妊婦さんやお子さんを見るたび、「どうしてわたしは妊娠できないんだろう」と自己否定の気持ちでいっぱいになりました。
そうしたときは仕事を休んだり、夫に話を聞いてもらったり、映画を見て思いっきり泣いたりして、なるべくリフレッシュするように心がけました。また、不妊治療を専門にするカウンセラーにカウンセリングしていただき、たびたび話を聞いてもらいました。
質問:不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?

不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?なぜそれをしましたか?

趣味を楽しみました。不妊治療ばかりになってしまうと気持ちが付いていかなかったので、なるべく心が落ち着けられる活動をしていました。
質問:お金について教えてください。

かかった費用について教えてください。

体外受精に60万、助成金は申請して10万円ほど。情報収集は住んでいる市のHPでしました。人工授精は10万で保険適用となり給付金が貰えましたが診断書の記入に時間がかかりました。
質問:治療を続ける秘訣を教えてください。

治療を続ける秘訣を教えてください。

できるだけ淡々と作業のようにこなすことが秘訣かもしれません。そう思えたきっかけは妊活ブログです。治療を受けているのはわたしだけじゃなく、たくさんの人が子どもを望んでいるのだと知り、治療は特別なことではないのかもと思いました。
また、長い期間治療をされている方が、思ったよりもあっさりと治療を受けているように見えたのもあります。早く妊娠したいと焦っていましたが、治療を日常の一部と受け止めることで、メンタルの安定に繋がりました。
質問:ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

不妊治療はどこまでするか。治療はいつステップアップするか。
もし不妊治療で子供に恵まれなかったときは養子縁組を希望するかです。
質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

感情的にならずに話し合うことですね。忙しくてもこまめに話し合うことを意識していました。
質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?

ご主人様のサポートで嬉しかったことはなんですか?

泣いたり怒ったりしても主人が受け止めてくれたことです。採卵のあとで病院まで車で迎えに来てくれたり判定日に一緒に受診してくれたりしてくれました。
質問:ご夫婦で取り組んだことを教えてくだい。

ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?

妊活のためのアプリをインストールしました。休日はペットの散歩を一緒にしましたね。

なぜ、その取り組みをしましたか?

カウンセラーの方から「夫婦で同じことを楽しむ時間」を勧められたからです。やってみると、治療だけを頑張るという思考から離れることができ、リフレッシュになりました。
質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。

どんなことでストレスを解消していましたか?

カラオケに行って思いきり歌ったり、本を読んで泣いたり、よく眠ったりです。
質問:仕事との両立はいかがでしたか?

お仕事との両立はいかがでしたか?

職場の上司に治療をしていることを伝え、出張や残業を少なくできるよう調整してもらいました。体外受精にあたり突発的な休みが増えるため、事前に業務を調整していただく必要があったためです。両立するうえでは、会社の支援体制を確認したり、会社から通いやすい病院を選ぶことをおすすめします。
質問:参考にしたメディアはなんですか?

参考にした書籍や雑誌、メディアはなんですか?

ブログやNPO法人FINEのHPです。
質問:不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

いま、治療をしているみなさんは暗いトンネルの中にいらっしゃることでしょう。いつ妊娠できるんだろう、どうしてわたしは妊娠できないんだろうと、焦ったりネガティブになったりしているかもしれません。そうした気持ちをまずは受け止めてください。そして日常の出来事の一つとして治療に取り組んでいただければと思います。