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もしかして妊娠?妊娠初期・妊娠超初期の症状と過ごし方のポイント

[2022.11.10]

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妊娠を望む方にとって待ち遠しいのが、妊娠検査薬が使える日(生理開始予定日の1週間後)でしょう。その日が来るまでの期間、いつもとは違う症状に一喜一憂することもあるかもしれません。今回は、そんな妊娠初期・妊娠超初期の症状と過ごし方について、詳しく解説します。

妊娠超初期とは?

「妊娠超初期」は医学的に定義がない言葉です。しかし、一般的にはよく使われる言葉であり、妊娠を望む方にとって大切な期間です。

妊娠超初期時期はいつからいつまで

妊娠超初期とは一般的に、前回の生理開始日から次回の生理開始予定日までの期間を指します。妊娠週数でいうと、妊娠超初期は妊娠0〜3週目ごろです。

生理前の症状と妊娠超初期を見分ける、たったひとつの方法

頭痛や吐き気、だるさなど、生理前の症状と妊娠超初期症状はよく似ています。そのため、症状だけで妊娠を判断するのは難しいと言えます。生理前の症状か、妊娠超初期症状かを見分ける確実な方法が、基礎体温の計測です。

基礎体温とは、生命を維持するのに必要な最低限のエネルギーしか消費していない状態での体温をいいます。基礎体温を毎日測り、折れ線グラフにしたものが、基礎体温表です。

基礎体温表を数か月記録すると、体温が高温期と低温期を繰り返していることがわかるでしょう。低温期から高温期になるあたりが排卵日であり、高温期から低温期になるあたりが生理開始日になります。28日周期の場合、約14日で高温期と低温期を繰り返すことになります。

もし妊娠している場合、高温期から低温期になる生理開始日を過ぎても高温期が持続するので、いち早く妊娠の可能性に気づけるでしょう。

生理前の症状と妊娠超初期を見分ける、たったひとつの方法

基礎体温の測り方は下記の通りです。

  1. 朝、目が覚めたらベッドから起き上がらずに、横になったまま婦人体温計を準備する
  2. 婦人体温計を舌の下に入れて体温を測る
  3. 体温を記録し、グラフ化する

基礎体温表に手書きする方法以外に、記録できるスマートフォンアプリや、婦人体温計とアプリが連携でき、計測した体温を自動でグラフ化してくれるものもあります。上手に活用できるといいですね。

妊娠初期とは?

妊娠期間は、妊娠初期・妊娠中期・妊娠末期(後期)の3つに分けられます。妊娠初期は、最も変化の目まぐるしい期間であり、つわりを始め、身体的・精神的な症状に悩まされる方の多い時期です。

妊娠初期時期はいつからいつまで

妊娠初期は医学的な定義があり、妊娠15週6日までのことをいいます。妊娠0週は前回の生理期間で、まだ妊娠前の状態です。そして、妊娠2週~4週までの期間に、排卵→受精→着床がおこり、赤ちゃんがお腹の中ですくすく育つための環境が整っていきます。赤ちゃんも、目には見えないサイズから、妊娠13週ごろには頭からお尻までの長さが6cm前後にまで大きくなります。

妊娠初期時期はいつからいつまで

妊娠初期症状の起きる理由

妊娠中は、赤ちゃんの成長とともに、お母さんの体調にも変化がみられます。特に妊娠初期には、ホルモンバランスが大きく変化するため、体調の変化も急激です。

受精卵が着床すると、hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌され、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)や甲状腺ホルモンなどの分泌が増えます。このホルモンバランスの変化が、つわりなどの妊娠初期症状を起こすと考えられています。

妊娠したかも?妊娠初期の症状の15個のチェックリスト

hCGホルモンは着床によって分泌されるようになり、妊娠3週ごろから増え始めます。分泌は急激に増え、妊娠4週前後から下記のような症状がみられる場合があります。妊娠しているか気になる方はチェックしてみましょう。

※ただし、これらの症状がなくても妊娠している場合や、症状があっても妊娠していない場合もあります。あくまでも目安であることを知っておいてください。

おりものの変化

妊娠初期は、80%を超える方がおりものの増加を経験します。おりものは、無色透明や白っぽいのが正常な状態です。もし、緑色や灰色、ピンク色(血液の混じった色)の場合や、かゆみやヒリヒリ感、悪臭、お腹の痛みを伴う場合には、感染症の可能性があるため、病院を受診しましょう。

少量の出血

妊娠初期には、おりものに混じった出血や、下着に少量付くぐらいの出血がみられることがあります。これは、お母さんと赤ちゃんとの間で血液のやり取りをする「胎盤(たいばん)」が作られるときに、少量の出血がおきるためです。

自然に止まることが多いですが、真っ赤な出血が続いたり、お腹の痛みがあったりする場合には、切迫流産や異所性妊娠(いしょせいにんしん:受精卵が子宮体部の内膜以外に着床した状態)などの異常が考えられるため、早めに病院を受診することが大切です。

微熱が続く

妊娠可能な年齢の女性は、高温期と低温期を周期的に繰り返すため、体温が一定ではありません。高温期から低温期に変わるときに生理が訪れますが、妊娠すると高温期が持続し、微熱が続くことになります。風邪薬や解熱剤を内服しないように気を付けましょう。

便秘

便秘や、便やガスでお腹が張ることは妊娠初期によくある症状です。妊娠すると、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンが増え、腸の動きがゆっくりになります。そのため、便秘などの症状が出やすくなります。

眠気

妊娠初期に強い眠気を経験する方は90%を超えます。眠気が強いと、仕事や家事に支障が出る場合もあるでしょう。反対に、ベッドに入ってもなかなか眠れないという場合も妊娠初期にみられる症状です。

腰痛

腰痛は、妊娠末期によくみられる症状ですが、妊娠初期からみられることも少なくありません。腰痛のほか、背中や骨盤の痛み、肩こりに悩まされる場合もあります。

下腹部痛・お腹のはり

妊娠初期は便秘になりやすいため、便秘によるお腹の痛みやはりを経験する場合があります。しかし、お腹の痛みやはりが、便秘が原因でない場合もあります。切迫流産や異所性妊娠などが原因である可能性もあるため、痛みやはりが続く場合には病院を受診しましょう。

胸の張り

胸の張りは妊娠初期によくみられる症状です。妊娠初期には女性ホルモンの分泌が増えるため、胸が張ったり、痛みを感じたりすることもあります。

胃のムカつき・吐き気・食欲不振

胃のムカつきや吐き気は、つわりの代表的な症状です。約80%の妊婦さんが経験する症状であり、その程度は人それぞれです。

吐き気が強く、嘔吐を繰り返して水や食べ物も受け付けなくなる場合があります。重症になると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といわれ、治療や入院が必要になります。

むくみ

妊娠末期によくみられる足のむくみですが、妊娠初期にみられる場合もあります。特に、立った状態が長いと、むくみやすくなります。

気持ちが不安定

ホルモンの急激な変化や、さまざまな症状が出てくることで、妊娠初期は気持ちが不安定になりやすい時期です。急に不安になったり、イライラしたり、やる気がなくなったりすることもあるでしょう。

体のだるさ

ちょっとしたことで疲れたり、体がだるかったりという症状は、約90%の妊婦さんが経験します。体の中では、赤ちゃんを育てるために急激な変化が起こっています。体に負担がかかっているので、だるさを感じるのは仕方ないことと言えるでしょう。

頭痛

妊娠によるホルモンバランスの変化やストレス、睡眠不足などから、頭痛が起こる場合があります。しかし、妊娠前から片頭痛持ちの方は、妊娠によってエストロゲンが増えることで片頭痛が軽くなる傾向があります。

嗅覚や味覚の変化

妊娠すると、においに敏感になったり、食の好みが変わったりするなど、嗅覚や味覚の変化がみられることがあります。特定の食べ物のにおいで気持ち悪くなる、パートナーの体臭が耐えられなくなる、嫌いな食べ物だったのに無性に食べたくなる、辛いものや酸っぱいものが欲しくなるなど、今までにはなかった体の反応に驚くことでしょう。

トイレが近い

妊娠初期の頻尿は、約90%の妊婦さんが経験します。頻回なトイレは、仕事に支障が出たり、夜間だと睡眠不足の原因になることも。

しかし、水分を制限するのは、自分の体にも赤ちゃんにも負担となるため、水分はしっかり取るようにしましょう。

妊娠したかも?妊娠初期の症状の15個のチェックリスト

妊娠初期の過ごし方

妊娠初期には、今まで存在しなかった赤ちゃんがお腹の中で成長し始め、体の中で目まぐるしい変化が起こります。そんな大切な時期をどう過ごしたらいいか、みてみましょう。

妊娠検査薬を使うタイミング

市販の妊娠検査薬の多くは、生理開始予定日の1週間後(妊娠5週ごろ)から検査ができます。この時期に、尿中のhCGホルモンが妊娠検査薬の反応する量まで増えます。

さらに感度が高く、生理開始予定日当日(妊娠4週ごろ)から使える妊娠検査薬もありますので、購入時に確認するようにしましょう。

受診のタイミング

妊娠検査薬で陽性が出たら、すぐに産婦人科の病院やクリニックを受診したくなりますね。しかし、早すぎると赤ちゃんが小さくて確認できないことも少なくありません。病院を受診するのは、生理開始予定日の2週間後(妊娠5週後半〜6週ごろ)がよいでしょう。

超音波検査で赤ちゃんの入っている袋(胎嚢)が確認できるのは、妊娠5週ごろです。そして妊娠5週後半から6週ごろに、胎嚢の中に小さな赤ちゃん(胎芽)が確認できるようになります。

受診が遅いと、子宮内膜ではない場所で赤ちゃんが育ってしまう「異所性妊娠」に気づくのが遅れ、命に関わる場合があります。受診のタイミングが遅れないようにしましょう。

飲食

妊娠中にNGな食べ物・飲み物は下記のとおりです。これらは妊活中から避けておくと安心です。

アルコール飲料

妊娠中の飲酒は、胎児性アルコール症候群の原因となります。赤ちゃんの心身の成長発達に影響を与えるため、少量でもアルコールは避けましょう。

生ハム、スモークサーモン、ナチュラルチーズなどの加熱していない肉や魚、乳製品の加工品

食中毒菌であるリステリア菌の感染の原因となる場合があります。妊娠中にリステリア菌に感染すると、流産や早産、胎児への影響が心配されます。

生肉、加熱不十分な肉

トキソプラズマという寄生虫が潜んでいる場合があります。トキソプラズマは、妊娠中に感染すると流産や死産の原因となったり、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症になる場合があり、赤ちゃんの一生に関わります。

喫煙

たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質が多く含まれています。血管を細く縮ませたり、血液中の酸素を少なくしたりする作用があるため、赤ちゃんに必要な酸素が届かない状態が続くことに。赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼし、胎盤の機能も落ちるため、低出生体重児となったり、早産や胎盤の異常が起こったりする可能性が高くなります。

薬の服用

妊娠中に使うと、胎児やお母さんのからだに悪影響を及ぼす可能性のある薬があります。自己判断で市販薬や家に残っている薬を飲むのはやめておきましょう。

病院で妊娠の可能性があることを伝え、薬を処方してもらうと安心です。

感染症

風疹や麻疹、水痘、りんご病などの感染症は、お母さんだけでなく赤ちゃんに感染する可能性があります。赤ちゃんに感染すると、流産や早産、死産の原因となるほか、胎児の成長発達に影響を及ぼしたり、障害の原因となったりすることがあります。

特に先天性風疹症候群は、赤ちゃんが目や心臓の病気、難聴などになる場合があり注意が必要です。妊娠前のワクチン接種で予防できます。

激しい運動

妊娠中はぶつかったり、転倒や落下したりするようなスポーツは避けましょう。サッカーやバスケットボール、ボクシング、スキー、テニスなどの激しいスポーツは控えることをおすすめします。

レントゲン

放射線による被ばくが心配な方もいるでしょう。大量の放射線を被ばくした場合は流産や早産などの可能性がありますが、病院のレントゲンでは胎児に影響が及ぶ可能性は低いとされています。

ただし、妊娠中はレントゲンを受けられない病院も多いため、ケガや病気などで受診したときには必ず妊娠していることを告げましょう。

生活習慣

極端に寝る時間が遅い場合や、食事が偏っている場合には、意識して生活習慣を変えましょう。三食決まった時間に栄養バランスを意識した食事を摂り、夜は早めに寝れば、体への負担は軽くなります。

服装

お腹を締め付けるような服装は避けましょう。妊娠中は、少しの締め付けで気分が悪くなることがあります。お腹周りがゆったりしたボトムスや、ワンピースなどを着るといいですね。

妊娠初期にご主人が気をつけること

妊娠初期は、つわりや心身の変化が次々に起こり、奥さんにとって非常につらい時期となる場合があります。ご主人は、家事を率先して行うこと、体調を気づかうことを忘れず、積極的に奥さんをサポートしましょう。つらい妊娠初期を夫婦で力を合わせて乗り越えることが、家族の絆を強めることにつながります。

助産師からのメッセージ

助産師 中友里恵

中友里恵

妊娠超初期や妊娠初期の症状は個人差が大きく、妊娠超初期は生理前の症状とも似ており、「どっちかわからない」と検索をしすぎて疲れてしまったり期待と不安を抱く方も多いです。あまり神経質にならずにゆったりと過ごして頂くことが良いでしょう。ソワソワする時期であるからこそ、妊娠したら出来ないことをして楽しく過ごしていたと話す方もいました。

また、妊娠初期は妊娠前のように体が動かなかったり体調が不安定になることも多いです。生活の中で気をつけないといけないことも多いですが、何よりパートナーの協力が欠かせません。男性は体の変化がないので「何をしてあげて良いかわからない」と悩む男性もいます。

女性はして欲しいことを具体的に伝えてあげてください。この時期にパートナーシップが強まるとその後の妊娠生活も快適に過ごせると思います。

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